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お仕置きからの脱却 発達障害ケアへ

  • pcs9130
  • 2024年8月23日
  • 読了時間: 3分

 前回はお仕置きとしてのお灸の歴史を簡単に述べましたが、今回は小児灸について、特にその歴史的背景と発達障害に対する有効性についてお話ししたいと思います。


 まず、古くから行われてきた小児灸の文化には、負の側面があります。それは「灸罰」と呼ばれるもので、 昔は子供の行動を矯正する手段として、灸を用いることが一般的だった時代もありました。特に言葉が通じにくい幼い頃は、親や周囲の大人が行う“しつけ”の一環として灸が使われることがあったのです。しかし、このような使い方は、子供の心に恐れや痛みを植え付けるだけでなく、信頼関係を損ねる原因にもなりかねません。


 幸いにも、現代では治療やケアのアプローチが大きく変わり、子供に対して優しく、安心できる環境を提供することが求められています。鍼灸治療は、痛みを伴わないやさしい施術であり、小さいお子さんでも安心して受けられる方法です。特に、近年は発達障害に関連する症状に対してもその効果が注目されています。


 発達障害は、自閉スペクトラム症や注意欠陥・多動症(ADHD)など、さまざまな形態がありますが、これらの症状には多くの個別性があります。例えば、集中力の欠如や情緒の不安定さ、社会的なコミュニケーションの難しさなどが挙げられます。鍼灸治療は、これらの症状を緩和する効果があることが多くの研究で示されています。(※注1)


 具体的には、鍼灸療法が自律神経のバランスを整えることにより、リラックス効果をもたらし、不安感やストレスを軽減することが期待されます。また、体の特定のツボを刺激することで、脳の機能をサポートし、注意力や社交性の改善が図れる場合もあります。実際に私の治療院でも、小児鍼灸を受けたお子さんが次第に落ち着きを取り戻し、日常生活が楽になったというお話を多数頂いています。


 我々鍼灸師は、子供たち一人ひとりに寄り添い、個々の状態に応じた最適な施術を心がけています。お子さんが抱える困難やお悩みがございましたら、ぜひ相談してみてください。鍼灸がもたらす穏やかな変化を実感していただけるはずです。灸罰という古い言い伝えから脱却し、優しさと思いやりに満ちた治療の場を一緒に作り上げていきましょう。


あなたのお子さんの未来が少しでも明るくなることを願っています。

お気軽に問い合わせください。



※注1)発達障害は障害のタイプによって大きく異なります。

ADHD:注意欠陥、多動症、落ち着きがない

ASD:自閉症スペクトラム障害、アスペルガー、コミュニケーションが苦手、

   こだわりが強い、感覚過敏、光、音に鋭敏

LD:学習障害、読み書き計算が苦手

 
 

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